株価下落、家庭にはどんな影響があるの?

米リーマン・ブラザース破綻(はたん)ショックで、日経平均が1日で600円以上の大暴落となりました。

 どうせアメリカの証券会社のことだから、我が家には関係ないと思ったら大間違い。今後、いろいろなところに、影響が出てくるかもしれません。

 大変なのは、サブプライムローン問題の根の深さが再認識され、金融市場がまたまた混乱状況になっていること。こうした中、倒産企業への貸し倒れを恐れて、銀行が貸し渋りをはじめています。そうなると、資金繰りに詰まった中小企業の倒産がますます増えることでしょう。

 また、今回の件で、アメリカの不況が加速され、輸出を柱とした大企業の業績も落ち込むことが予想されます。そうなると、ボーナスが減ったり、給料が減ったりするだけでなく、雇用の不安も広がる可能性があります。

 さらに、年金の運用にも、不安がでて来ます。日本の公的年金は平成19年度だけで約6兆円の損失でしたが、今回の件で、最終的には10兆円を超える損失を出す可能性もあります。

 そうなると、年金が足りないということで、年金が再計算される来年は、年金の受給年齢が引き上げになるかもしれません。2004年の改定で、保険料の継続的なアップと給付減が決まったので、残るは受給年齢の引き上げだけだからです。そうなると、現行の65歳支給が67歳になるかも……。

 さらに、企業年金を401kに変えている会社では、退職金が目減りしてしまう可能性もあります。老後のための変額年金なども、軒並み、預けた額よりも減ってしまっています。

 そんな中、かろうじてプラスと考えられるのが、金利上昇が遠のいたこと。今のような状況では、金利を上げることができないので、住宅ローン金利なども当分はこのままつづくでしょう。

 また、物価の上昇も、不況になって原油の需要が伸びないなどの予測が出てきたために、ちょっと一段落といったところでしょう。

 ただ、少しぐらい明るい面があったとしても、給料が伸びなければ、話しになりません。これから冬に向け、家計をがっちり締めたほうがよさそうです。